MTGマガジン

マジック:ザ・ギャザリングをもっと楽しく

構築物戦記 ニクシリスを量産せよ!

 

こんにちわ、構築物じょぜです。

 

今回は、軽い気持ちで「ニクシリスを量産しよう」と思ったら大変な目に遭ってしまったお話をします。

 

これ、構築物で●●●できんじゃね?
≪無限の構築物≫を使う者にとって、カードは2種類に分かれます。
つまりは、≪神秘の反射≫の対象になるかどうかです。

 

≪無限の構築物≫トークン生成能力に合わせて≪神秘の反射≫を使用することで、伝説でないクリーチャーなら、例え相手のクリーチャーであろうとも、最低4体以上のコピートークンが戦場に出てきます。
このコンボは一言で言うと超楽しいです。
私が始めた頃のスタンダートでは、≪正義の戦乙女≫≪黄金架のドラゴン≫が跳梁跋扈していたので、それらをコピーして遊んでいたのも良い思い出です。
 
さて、話を戻します。
少し前のニューカペナの街角が実装・発売される前のカードプレビューで、≪敵対するもの、オブ・ニクシリス≫≪ジアーダの贈り物、ラクシオール≫を見た時、私は思いました。「これ、構築物でコピーできんじゃね?」と。

 

 

スパーキー先生、俺、奥義がしたいです......!
まずは、みんな大好きスパーキー先生でこのコンボを試してみました。
すると不思議なことに、≪神秘の反射≫で生成したニクシリストークンは毎回違う初期忠誠度を持って生成されるのです。
某ディスコード鯖のコメントでも、当時の驚きと混乱が伝わってきますね。

それから、何度もスパーキー先生で試してみたところ、以下のことが分かりました。

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≪敵対するもの、オブ・ニクシリス≫の犠牲コストでコピーされたトークンをコピーした場合、そのトークンの初期忠誠度はコピー元の初期忠誠度に等しい、というものでした。※要は、最初の犠牲コストのパワー = その後のコピーの初期忠誠度

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個人的にはすごい発見だと思いましたが、≪エシカの戦車≫でのコピーが横行していたので、割と常識だったのが後で分かり地味にしょんぼりしました。

しかし、何となくコピーできんじゃね?から作ってみたデッキがなんと、

最低でも奥義を5連発できるコンボデッキだったのです。決まれば35点のライフロスに35枚ドロー!ロマンが溢れていますね。

そして、この超奥義をランク戦で決めてみたいな、と思ってしまったのです。

そこからは......戦いでした。

 

戦いの果てに

来る日も来る日も私は戦い続けました。

仮にもランク戦です。もちろんコンボを決めたい気持ちはありますが、試合を捨ててまでコンボを狙いに行くのは違う気がしたので、常に勝ちに行く姿勢で臨みました。

ちゃんと統計を取った訳ではありませんが、最終的な勝率は5~6割くらいだと思います。最初は負け越していましたが、ともかく、≪神秘の反射≫が刺さる刺さる。お相手がコントロールする≪鏡割りの寓話≫の変身後の≪キキジキの鏡像≫≪産業のタイタン≫を大量コピーしたり、≪船砕きの怪物≫を擬似的に除去したりと、八面六臂の活躍を見せました。あとは、キッカーで戦場に出た≪無限の構築物≫≪ジアーダの贈り物、ラクシオール≫を装備して殴るのも強かったです。

と、だんだん勝てるようになったのはそれはそれで楽しいのですが、本来の目的は超奥義を決めることです。そちらの進捗は芳しくありませんでした。

まず、犠牲コストでパワー7のクリーチャーを用意するのが大変でした。

≪強請る大入道≫を使うのは良いとして、あとパワー1をどうやって上げるのかが選択肢が多すぎて大変でした。最終的には≪婚礼の発表≫≪スカルドの決戦≫でゴリ押しました。

毎晩、1~2時間くらいはニクシリスの量産に励む日々が続きました。

そんなある日、ついに、ニクシリスの量産に成功しました! 

しかもその日は偶然にも私の誕生日でした。

MTGの神様から、すっごく嬉しいバースデープレゼントを頂きました。

これだからMTGは面白いです。

 

https://youtu.be/WmDwjF376ic